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2018.02.08

歯周病と糖尿病の関係について

こんにちは。歯科衛生士の田中です。
インフルエンザが大流行しています!この時期の体調管理は特に気を付けたいですね。今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話したいと思います。

糖尿病を患う方は歯周病になりやすいことが研究によりわかってきました。一方で、歯周病になると血糖コントロールが悪くなることもいわれています。
日頃のケアを行い口の中の健康にも気を付けることが重要です!

①口の中をチェックしましょう

口の健康は、毎日の食事や会話にもつながるとても身近なものです。みなさんは以下のようなお口のトラブルを自覚することはあるでしょうか、

  • 歯を磨くと出血する
  • 朝起きたとき歯肉に違和感がある
  • 口臭を指摘された
  • 歯肉が下がって歯が長くなったように見える
  • 体調が悪いと歯肉が腫れる
  • 歯が揺れている

歯周病には、炎症が歯肉に限局した「歯肉炎」と、歯を支えている歯槽骨が破壊されてしまう「歯周炎」があります。
上の症状が複数当てはまると「歯周炎」の可能性が高く、歯科医院での治療が必要となります。

歯周病は糖尿病と相互に悪い影響を及ぼします。
糖尿病の方は歯周病が悪化しやすく、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しくなることがわかっています。
そして、最近の研究では歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかっています。

②歯周病はプラークが原因

では、歯周病とはどんな病気でしょう?
歯周病は、成人が歯を失う最も多い原因です。日本の40歳以上では半数以上に認められ、患者の割合は年齢と共に増加します。

歯周病の原因は歯の表面に付着しているプラーク、いわゆる磨き残した歯垢です。プラークは歯の表面に最近が被膜を形成しバリアとなっており、「バイオフィルム」とも呼ばれます。(排水溝やお風呂のぬめりと同様です)
このバイオフィルムは薬物の浸透を防ぐため、水や洗口液ですすぐだけでは除去できません。
しかし、歯磨きで簡単に取り除けるため、日々の歯磨きが最も重要となるのです。

③歯周病で顎の骨(歯槽骨)が溶ける

プラークは主に細菌で構成されていて、その中には歯周病原菌も含まれます。
歯周病の原因となる細菌は歯と歯の隙間「歯周ポケット」で増殖することで、歯肉に炎症を起こし、さらに歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
歯周ポケットが深くなるほど歯を支える骨が失われ、最後は支えきれず抜かざるを得ない状態になってしまうのです。

④歯周病治療とは何をするのか?

治療に際して、歯周病は口の中全体で同時に進行していくため、全ての歯周ポケットの深さを測る検査や、プラークの付き具合を検査します。
治療ではまず、ブラッシング指導により患者さん自身でプラークを取り除けるように練習を行います。
プラークを形成する細菌が歯肉の炎症を引き起こしているため、それを減らすのが目的で「プラークコントロール」と呼ばれ、歯周病治療の中心となります。
患者さん自身によるプラークコントロールが基本となりますが、その上で歯科医院で定期的に受診を行い、歯周ポケットの中に付着しているプラークや歯石を超音波振動機器や手用器具を用いて取り除きます。これは「スケーリング」といい、歯科医療従事者が行う重要なプラークコントロールです。
一旦治療が終了しても、歯周病は再発することが多いため、「メインテナンス」もしくは「サポーティブセラピー」と呼ばれる定期的なチェックとケアを行っていくことが必要です。

⑤糖尿病とどう関係があるのか?

なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか。
出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。
中等度以上の歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。
歯周ポケットの中身は外からはなかなか見えませんが、手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題であることが理解できると思います。
ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(インスリン抵抗性)。
そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

⑥歯周病治療で血糖値が下がる!

最近では歯周病と糖尿病は密接に関連していると言われており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。
ここでの歯周病治療とは患者さん自身のブラッシングによるプラークコントロールをしっかり行い、歯科医院で炎症の原因となっている歯石を確実に取り除く(スケーリング)ことです。
そうすることで歯肉の炎症をコントロールできればインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが、日本での研究を含めた多くの臨床研究で報告されています。
一方で、全ての症例で血糖値の低下が生じないことも明らかになっており、どのような糖尿病患者さんで血糖値が下がりやすいのかを調査した今後の研究成果が待たれています。

⑦かかりつけ歯科医院を作りましょう

歯を失わないということは、生活の質を直接低下させないだけでなく、生活習慣病や認知症などの予防や管理にも深く影響してきていることが明らかになってきています。
歯周病コントロールのためには、歯科医院での予防的なケアや専門的なアドバイスを受けるのが有効です。
定期的なブラッシング指導を受け、自己流の間違ったブラッシングを続けないことにもつながります。
かかりつけの歯科医院をつくり、年に1、2回のチェックとクリーニングを行うことが、歯周病と糖尿病の管理という観点からだけでなく、将来の快適な生活にもつながるでしょう。

⑧治療が必要になったら

口の中のトラブルがあれば、すぐに歯科医院を受診しましょう。 治療が必要な病変は早めに発見して早めに治療することが、重症化させないために重要なポイントです。 一方で、受診した結果、治療が必要になることもあります。その際にもし血糖コントロールが悪かったら、治療効果が出にくかったり、治療をすぐに行えなかったりする場合もあります。治療を進めてよいか、歯科医だけでは判断できない場合には、糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。 まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、薬の治療を行なっていることなどを歯科医に伝えてください。 また、歯科治療後、治療に伴う痛みなどで食事がとれないこともあるでしょう。 糖尿病の薬の治療を行っている方で食事がとれない場合には、薬の調整が必要になることもあります。薬の調整方法を相談するためにも、歯科治療を予定しているときには糖尿病の主治医に伝えるようにしましょう。 歯周病は糖尿病だけでなく、脳や心臓など全身に関係します。このくらい大丈夫…と、見過ごさずに今一度自身の健康と向き合ってみましょう!

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

2018.01.25

洗口液について

こんにちは、歯科助手の栃木です⊂((・x・))⊃

皆さまお待たせしました(笑)今回はお久しぶりのあのコーナー!
栃木のオススメアイテム紹介のコーナーです^ ^
今回は洗口液についてです!

洗口液とは…口臭を抑えたり、虫歯や歯周病を予防するために用いる液体製品の総称で、デンタルリンス、マウスウォッシュ、口内洗浄剤とも呼ばれます。

ドラックストアなどで洗口液を探してみると、ずらーっとたくさんの種類のものが置いてあります。
その中で私がオススメしたいものがこちら!

コンクールFです♪
こちらのコンクールFですが、診療前に患者さまにお口をゆすいで貰うためにお渡ししているうがい薬です(^^)

さてこのコンクールF、他の洗口液と何が違うのか?

大きな理由としては「グルコン酸クロルヘキシジン」という成分が配合されていることがあげられます。

グルコン酸クロルヘキシジンとは…殺菌力が非常に高く、国内外問わず広く殺菌消毒や院内感染予防に使われています。
お医者さんが消毒のためにお盆に溜めている、あのピンク色の液体です。

もうひとつ、「グリチルリチン酸アンモニウム」という成分も配合されています。

グリチルリチン酸アンモニウムとは…マメ科の植物で漢方にもなっている『カンゾウエキス』に多く含まれている薬効成分で、主に抗炎症作用、抗アレルギー作用などがあることが分かっています。

コンクールFには主にこれらの2大薬効成分が含まれています!
また薬効成分の他にも「メントール」や「緑茶抽出物」が配合されているので、使用後に口の中がスッキリするのが特徴です。

そしてなんと!こちらのコンクールFは、歯ブラシに数滴垂らして歯磨き粉の代わりとしても使えるんです!

実は、うがい薬というのは普通に使っただけでは奥まで届かないそうなんです(>_<)
特に歯周ポケットのような深い溝には全体の3%までしか届かないと言われています。
そこで、歯ブラシの毛先を利用して物理的に届くようにすれば狭い歯周ポケットにも殺菌成分を届けることが出来るんです!

私も夜は歯磨き粉代わりにして使っています(´-`)その後寝る直前にはうがい薬として…♪
コンクールFを使い始めてから、以前と比べて朝のお口がスッキリするようになりました(´∀`*)
これからも長く使っていきたいオススメアイテムです!皆さまも是非使ってみてください^ ^

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

2018.01.25

親知らずについて

こんにちは!
主任の見崎です。
みなさん、年末年始は楽しく過ごせましたか?
2018年もよろしくお願いします(*^^*)

今日は親知らずについてお話していきたいと思います!

”親知らず”とは正式には智歯または第三大臼歯といい、上と下に2本ずつあり、永久歯が生えそろってから最後に生えてくる歯になります。

この親知らずがしっかり生えてくれば問題はないのですが、斜めに生えていたり歯肉や顎の骨に埋もれたまま生えてこなかったりすることが多く、もともと親知らずが生えてこないこともあり、他の歯と比べて少し不思議な歯なんです!

親知らずがしっかり生えてきれいに保たれているのが一番いいのですが、親知らずが傾いていたり横向きに生えていたりすることで手前の歯を押してしまい、歯や歯肉に負担をかけてしまう場合もあります。

また一番奥に生えている歯なので歯ブラシが届かず、汚れがたまってしまいむし歯や歯周病になりやすいです。

特に上の歯は自分の目で見えづらいので気づいたときには虫歯がかなり進行していることもあります。。。

そのため、親知らずがきちんと生えていない場合や噛み合わせに必要ない場合には抜いてしまうことがほとんどです。

親知らずの抜歯と聞くと、腫れてしまうんじゃないか。。など不安になるかもしれませんが、それは個人の生え方などにもよるので全く腫れなかったという方もたくさんいらっしゃいます。

当院では磨きにくい親知らずも衛生士による歯みがき指導を行ったり、口腔外科専門のドクターもいますので安心して親知らずの抜歯が出来ます。

また親知らずの抜歯は生え方によって、大がかりな外科治療になる場合もありますがその際は連携している大学病院への紹介状も作成しています。

女性の方は妊娠中など抜歯等おすすめできない時期もあります。

まずはご自身の親知らずの生えかたや、抜歯の時期など気になる方はどうしていくかぜひ一度相談にいらしてください。

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

2018.01.25

見過ごさないで!歯ぎしり、食いしばり

こんにちは、衛生士の簗瀬です。

今日は歯ぎしり、食いしばりに関してのお話しです。

歯ぎしりと聞くと、就寝中に聞こえてくるギリギリという音というイメージですが、音の出ない食いしばりなどもあります。
又、就寝中だけでなく日中にしていると思われる方も多いです。

“食いしばり”は、無意識にしてしまう事が多い癖です。“食いしばり”は、自分自身が思っているよりも相当強い力でしている事が多く、歯や歯ぐきを痛める事があります。
また、肩こり・頭痛など、思いもよらない症状を引き起こしている事もあるのです。

食いしばりとは、クレンチング症候群ともいわれ、上下の歯で強く噛み合わせる事です。
通常、上下の歯と歯が接しているのは、食事の時だけで、1日当たりで考えると20分程度です。

それ以外は、上下の歯は1㎜程度隙間を開けた状態で保っているのが正常です。

しかし、食いしばりの癖がある場合は、1日1時間から2時間、大きな力で上下の歯を噛み合わせる状態になり、歯にとってはヒビが入ってしまったり、知覚過敏の原因に、歯肉にも大変なダメージです。

食いしばりの原因は、主にストレス、それに加えて噛み合わせの悪さなどの物理的な要因も関係しています。何かに集中している時などにも無意識に食いしばっている事がある様です。(パソコン、趣味、お仕事中など)

意外とこちらが指摘するまでお気付きになって無い方が多い様に感じます。

日中であれば少し意識して奥歯を離してリラックスする様にしただけで楽になった!というお声を聞きます。

就寝中であればマウスピースを装着しておやすみになるのも効果があります。
(保険適応でお作りしております)

単なる歯ぎしり、と見過ごさずに是非ご相談くださいませ♫

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

2017.12.24

80歳で20本の歯を残す「8020運動」

皆さんこんにちは。歯科衛生士の田中です。
季節はすっかり冬を迎えましたね!

今回は80歳で20本の歯を残す「8020運動」について紹介したいと思います。今日から出来るセルフケアもありますので、是非参考にしてみてください。

日本は世界でもトップクラスの長寿国です。現在の平均寿命は、女性は86.8歳、男性は80.5歳まで延びています。しかし歯の寿命はどうでしょう?
幼い頃、お爺ちゃんお婆ちゃんが入れ歯をしているところを見たことのある方もいらっしゃると思います。
「高齢になる=入れ歯」と思った方もいるかもしれませんが、ケアや予防法で一生歯を残すことも可能なのです。

①8020運動の現状と海外との比較

①-1 8020(ハチマルニイマル)運動とは?

1989年に当時の厚生省と日本歯科医師会が「80歳になっても自分の歯を20本保とう」ということをスローガンに始まった運動です。

①-2 噛むことのメリット

自分の歯で噛むことは、食べ物を砕き美味しく食べやすくするだけでなく、体や脳へのメリットもあります。

  • 胃腸の負担を小さくする
    唾液の分泌が促進され、消化吸収を助ける
  • 虫歯、歯周病の予防
    唾液が虫歯や歯周病の菌を洗い流してくれる
  • ダイエット効果
    満腹中枢が刺激され、満腹感が得られるまでの時間が短縮できる
  • 小顔効果
    固い食べ物や噛む回数を増やすことで、顔の筋肉が鍛えられる
  • 脳の活性化(ボケ防止)
    噛むことで脳に刺激が伝わり、脳の働きを活性化する
  • ストレス解消、うつ予防
    噛むことでセロトニンの分泌が促され、自律神経のバランスが安定する
  • 免疫力を高める
    唾液に含まれる消化酵素によって胃腸の負担を減らし、消化吸収を助けることにより免疫力アップにも繋がる。
①-3 年代別に見る残存歯数

35~44歳…28.1本
45~54歳…26.8本
65~74歳…19.3本
75~84歳…14.2本
85歳~…8.4本
※2011年の調査結果です

①-4 海外との比較

歯への意識が高いアメリカやヨーロッパでも歯を残す取り組みを続けていますが、そのなかでもスウェーデンは70歳の残存歯数が21本という大きな効果を発揮しています。なぜ多くの歯を残せているのか?日本との違いを合わせて紹介します。

  • 予防歯科という考え方を知っている
    スウェーデン…59.6%
    日本…20.9%
  • 予防歯科に取り組んでいる
    スウェーデン…69.3%
    日本…26.2%
  • 歯科医師に対する苦手意識
    スウェーデン…2.6%
    日本…14.0%

幼い頃に「歯医者さんはこわいところ」という意識が根付いてしまっているのかもしれません

  • 歯磨き(デンタルフロスやデンタルリンス)への取り組み
    スウェーデン…68.3%
    日本…48.7%

スウェーデンも昔から予防歯科への意識が高かったわけではありません。1970年代に国家プロジェクトとして啓発がスタートし、効果が表れ始めています。現在では歯が生える前の0歳からケアを行っています。このような取り組みが功を奏しているようです。

②デンタルケア方法

②-1 セルフケア
  • 正しい食生活
    栄養のバランスを整え、砂糖を多く含む食品を取りすぎない
  • 食後のブラッシング
    磨き残しを減らし正しいブラッシングを行う
  • フッ素入りの歯磨き粉の使用
    虫歯予防に効果的です
  • デンタルフロスやデンタルリンスの使用
    歯と歯の間も清潔に保つ
  • 禁煙する
    タバコにより、歯周病が加速します
②-2 歯医者さんでのケア
  • 定期検診
    虫歯や歯周病はなかなか自分では気が付きません
  • フッ素塗布
    初期の虫歯の改善し、歯を強くする
  • シーラント
    歯の溝を樹脂素材で覆うことにより、虫歯菌の侵入を防ぐ(生えたばかりの永久歯に効果的)
  • PMTC
    歯科医師、歯科衛生士による専門機器によるクリーニング

③効果が表れ始めている8020運動

③-1 年代別 歯が20本以上ある割合

1993年のデータと2011年のデータを比較すると、年を重ねるほど歯の保有本数が増えていることが分かります。歯への意識と取り組みの効果が表れているようです。

35~44歳
1993年…94.9%
2011年…99.4%

45~54歳
1993年…82.9%
2011年…95.1%

55~64歳
1993年…58.7%
2011年…81.3%

65~74歳
1993年…28.9%
2011年…60.4%

75~84歳
1993年…10.6%
2011年…40.2%

85歳~
1993年…2.8%
2011年…17.0%

食べたいものを美味しく食べられる幸せは、何ものにも代えられません。体も心も満たされ、さらに元気になることも期待できます。いつまでも自身の歯を残すことは健康寿命を伸延ばすことにも繋がります。
健康診断や人間ドックを行うように、歯の定期検診や予防を行いながら意識を高めることで自分の歯を残すことができます。食べることの楽しみは年を重ねても味わいたいものですね。
早速実践できることがたくさんありますので、皆さん是非始めてみてください。

そして突然ですが、実は私はお休みを頂いて、今ドイツに来ています!
少し現地の実況をしようと思います。

チェコ、プラハ城(聖・ヴィート大聖堂)
お城のある第1区という地区は、町全体が世界文化遺産に認定されています。

旅のメイン、クリスマスマーケットにやって来ました!
今日はドレスデンです。
気温は1日を通して4度~9度ぐらいで、思っていたほど寒くないです。グリューワインを飲むと体がぽかぽか暖まりますが、少し酔いました。

ドイツのスーパーマーケットにやって来ました。
歯ブラシコーナーを見て思いました。どれもこれも、ブラシのヘッドが大きい…!
試しにフロスを買ってみました。2つ入りで75セント!なんと1ユーロ以下で買えました。使い心地は良いですが日本のものより太めなので人によっては引っ掛かりやすいと思います。

パーキングのお手洗いに歯ブラシのガチャガチャがありました。1回1ユーロなのでチャレンジしようと試みましたが、コインが入りませんでした。残念でした!

では、引き続き旅行に行って参ります!

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.12.14

歯を効率よく磨ける方法

こんにちは。
歯科衛生士の高垣です。

すっかり寒くなり、体調を崩す方も増えているのではないのでしょうか?

我が家も毎年恒例となってきている、息子発信の風邪リレーがなかなか治まりません。

この仕事をしているとやはり歯磨き指導する事が多いのですが、今日はポイントをまとめて効率よく磨ける方法をお話していきたいと思います。

歯周病と虫歯対策として、歯科検診はもちろんのことですが、やはり何より大切なのはご自身でしっかり歯を磨けること。

朝、昼、夜、毎食後しっかり磨けたら理想的ですが、そう時間も取れないこともあると思います。

比較的時間の取りやすい夜寝る前に5分以上かけて丁寧にしっかり落とすことが出来れば、プラークの増殖を遅れさせることが出来るので、夜しっかり磨くことをすすめています。

プラークのたまりやすいところは、

  • 歯と歯の間
  • 歯と歯茎の境目
  • 奥歯の噛み合わせ
  • 歯並びが悪いところ
  • 親知らずのあたり
  • 入れ歯を入れている方はバネがかかる歯

のあたりですので、覚えておくと時間がなくても効率的に磨く事が出来ます。

年末になり、新しい新年を迎える前にご自身のお口の状態を歯科検診で見てもらうのもぜひおすすめします。

ぜひ健康な身体、お口でお正月美味しいものをたくさん食べていただきたいと思います。

最後になりましたが、私事ですが、11月いっぱいで退職させて頂く事になりました。

家庭に入り、ブランクのある私でしたが院長はじめ、優しいスタッフのみなさんが温かく迎えてくれたおかげで、パートとしてですが、とても楽しく働く事が出来ました。

患者さんの中には顔や名前を覚えてくださる方がいて、楽しくおしゃべりさせて頂く時間もとても嬉しかったです。

このはぎわら歯科で学んだ事、出会った方全てに感謝して、今後の人生に活かせていけたらと思います。

本当にありがとうございました。

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.11.24

ホワイトニングについて

こんにちは!
衛生士の簗瀬です。
今年は寒くなるのがずいぶん早く、雨ばかりであまり秋を満喫出来ていない様に感じます(^_^*)

今回は歯のホワイトニングについてのお話です。
ホワイトニングは大きく分けて2種類あり、歯科医院で特別な光線を当てて行うオフィスホワイトニングと、ご自宅でご自身で行っていただくホームホワイトニングがあります。
今回は、このホームホワイトニングについてのお話です。
ホームホワイトニングは注意点を守って正しいやり方で行わなければ、効果が出ないばかりか、より歯の着色がひどくなってしまいます。
ホワイトニングと聞くと歯が真っ白に!というイメージがあるかも知れませんが、まずは2トーンアップを目指し、ゆくゆくは希望の白さまでもっていこう!というものです。

まずはカウンセリング
ホームホワイトニングは医院でマウスピースを作ってもらいホワイトニング専用の薬剤を用いて自分の家で2週間程で行う方法です。
そのため、マウスピースを作ってもらうために歯医者さんに行ってカウンセリングしてもらうことが重要です。
この時にホワイトニングをして、しみる恐れが無いか、また虫歯や歯周病があると痛みなどの原因となるので事前にしっかり検査し処置します。
そのほか不明な点などカウンセリングでしっかり質問できます。

歯石や着色汚れがひどい場合、ホワイトニングの効果を実感出来なくなってしまうため、クリーニングをすることで、ホワイトニング薬剤が歯にムラなく浸透し、より効果が分かりやすくなります。
ただホワイトニングはその後のお手入れが悪いと数ヶ月で後戻りしてしまいます。 なるべく後戻りを防止するためには、ご自宅でのセルフケアと2〜3カ月おきの歯科医院でのプロフェッショナルケアをオススメします!

ホワイトニングをすることによって、禁煙が出来た!以前よりブラッシングが丁寧になった!というお声もありました。

何よりも 歯の色が明るくなると気分も明るくなる!というお言葉が一番嬉しく感じます。

年齢、性別関係なくホワイトニングに興味をお持ちの方々が多くいらっしゃると思います。

どうぞ、お気軽にお問い合わせくださいませ🎵

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.11.24

どんなものでどこが虫歯になりやすいか

こんにちは、歯科助手の栃木です⊂((・x・))⊃

最近急激に寒くなりましたね(>_<)皆さま体調は大丈夫でしょうか?

身体も歯も予防が大事!と言うことで、はぎわら歯科のスタッフは、先日みんなでインフルエンザの予防接種を受けました!
『注射やだー』『怖いー』などなど言っているスタッフもいましたが(笑)、私は小さい頃から注射に対しての恐怖心が全くありませんでした。
なので今回も余裕だわ♪と思っていたのですが…
何故か先生が持っている注射器の針を見た瞬間思ってしまいました《怖いっっっ》と。
そして針が刺さった時《痛い》と…まさかこの歳になって注射に対する恐怖心が芽生えるとは(._.)来月は健康診断で採血があるので少し心配です(笑)

話を変えまして、この前院長先生に教えてもらったことについてお話しします。
皆さま甘いものはお好きですか?^ ^私は大好きです☆
ですが甘いものを食べると虫歯が…と言う心配もありますよね(>_<)

そこでどんなものでどこが虫歯になりやすいか、一例を紹介します!

まずはジュースやスポーツドリンク、紅茶やコーヒーにお砂糖を入れて飲む方→歯と歯の間
次にチョコやキャラメル、クッキーをよく食べる方→歯の噛み合わせの面
そしてガムや飴をよく口にする方→歯と歯ぐきの境い目

にそれぞれ注意が必要です(*_*)
特に今の時期はのど飴を口にされる方も多いのではないでしょうか。br /> 喉がちょっと変だなーっと思ってずーっと舐め続けていると、虫歯になるリスクがグーンと上がってしまいます(>_<)br /> 甘いものを食べる時に、あぁそう言えばはぎわら歯科のブログに書いてあったなーと少しでも思い出して頂ければと思います^ ^

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
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はぎわら歯科クリニック

2017.11.16

続・お口の健康が体の健康・全身疾患にも深くつながっている

こんにちは。
主任の見崎です!

前回は健康医療学会での“予防”の重要性とお口の健康が体の健康・全身疾患にもつながっているという内容をお話しましたが、どんな病気と関連しているのかを今回はお話したいと思います。

まず、歯周病とはいったい何が原因なのでしょう?

歯周病の原因菌となっているのはCMでもたまに耳にするかと思いますが、“デンタルプラーク=歯垢”なのです。
このデンタルプラークとは、色々な細菌が集団になって出来たバイオフィルムのことです。

バイオフィルムはぬるぬるした糊状のものを作ってお互いにくっつきあっています。
そのため、抗菌性のある薬剤が簡単に浸透できないので、ブラシなどで丁寧に取り除く必要があります。

歯医者さんでブラッシング指導をするのはこのバイオフィルムを取り除き、歯周病や虫歯を“予防”するために行っています!

では、歯周病は体の病気の原因になると注目されていますが、どうしてでしょうか?

歯周病の細菌や炎症が体にも影響し、妊娠・出産や呼吸器感染症、糖尿病、関節リウマチなど下記の体の病気にも関係すると言われています。
歯周ポケット内で作られる内毒素は、直接血流に入り込み、白血球などに取り込まれて体内に入り込むことが一因といわれているからです。

関連している病気など一部ご紹介します。

1.喫煙

喫煙は歯周病発症の環境因子です。
タバコを吸う人は吸わない人に比べて、歯周病になる危険性が約8倍も高くなります。
歯医者さんで禁煙をすすめる理由のひとつですね。

2.誤嚥性肺炎

歯周病の原因菌が唾液と一緒に誤飲され、気管支や肺にまで入り込み、肺炎などの炎症を起こすことがあります。
とくにオーラルケアが行き届きにくくなる高齢者などに起こりやすい病気です。

3.ピロリ菌感染胃疾患

歯周病を起こして歯周ポケット内に住み着く細菌の中にはピロリ菌と似た細菌がいます。
それらを排除しようと免疫反応が働きますが、区別がつかないためアレルギー反応を歯ぐきや胃に起こしてしまいます。

4.妊娠トラブル

妊娠し、胎盤が作られるとホルモンバランスの影響で歯周病の原因菌が全身の感染症を引き起こします。それが妊娠にも影響し、早産や未熟児出産の原因になると考えられています。
妊娠すると歯周病予防ももちろん、虫歯の治療など制限されていくので早めの検診をおすすめします。

5.脳血管疾患・心臓疾患

歯周病による炎症が続く状態は、脳や心臓の血管に悪影響を与えます。
また、歯周病の原因菌が血管に入り込むと、動脈硬化を引き起こすことも考えられています。

6.骨粗しょう症

歯周病の原因菌が血液に入り込むと、歯を支える骨だけでなく全身の骨にも影響し、ボロボロの状態に弱くなります。また、骨粗しょう症になると歯を支える骨も溶けるため歯周病が進んでしまったり、治療内容も注意しなければいけません。

7.メタボリックシンドローム

歯周病があると、歯ぐきの隙間で歯周病の原因菌が作り出す毒素が肝臓でのエネルギー消費を邪魔して、肥満の要因になります。
また、糖尿病になると歯周病が悪化し、その悪化が糖尿病の症状にも影響するという悪循環に陥ってしまいます。

8.関節炎・腎炎

歯周病があるとつねに体は炎症を起こした状態になります。
その炎症により、生じた毒素が関節炎や腎炎の要因になることがあります。

9.皮膚疾患

口の中の細菌が作るたんぱく質が皮膚炎を起こすことが分かってきました。

このようにさまざまな病気とお口の中の健康がつながっています。

当院では初診時に既往歴などを聞いています。

それを基に内容によって血圧を測りながら診療したり、かかりつけの医科等と連携をして患者さんが安心して治療が出来るよう努めています。

※当院は厚生労働省が定める“かかりつけ歯科医機能強化型診療所”の認定を受けています。

みなさんにも歯周病についてご理解いただき、ブラッシング指導等、“予防”のお手伝いが出来ればと思います!

気になる事などあればお気軽にスタッフにお声かけください☆

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.10.27

子供達の為の小児歯科

先月『子供達の輝く明日のために』というメインテーマの小児歯科学会関東地方会が松戸で行われ参加してきました。

内容としては、基礎的な口腔疾患の発症リスクを遺伝から考える、若年者の歯の外傷の臨床対応、睡眠関連呼吸障害。

また衛生士向けに小児の救急処置と歯科医管理、小児の救急蘇生実習など幅広い内容です。

特に面白い内容は、遺伝から考えるという事です。
医科の内容ですが、遺伝子検査によりガンなど病気の発症リスクを調べると前に話題になった事をご存知の方も多いと思います。

歯科では、まだまだ臨床的には実現出来てませんが、歯が先天的に欠損されてる方や逆に余分に多く出来てしまう方、虫歯になりやすい方、歯周病になりやすい方など、今研究が盛んにされています。

病気の病態や症状に対する環境因子にばかりに注目されてきましたが、30年前のう蝕の洪水の時代から8020を達成した今では遺伝的なリスクへと目が向けられてきたんですね。

これからは、現在の歯が萌えてからの生活習慣などの環境因子のリスク低減だけでなく、歯が萌える前からリスクがわかり、今より初期対応や予防が早くできるようになるかもしれません。
研究が進んで臨床応用できるのが待ち遠しいです。

9月から小児歯科の実習

現在松戸歯学部生4年の実習に、半年間インストラクターとして、毎週金曜日の午前中診療をお休みさせて頂き参加しています。

実習は乳歯の構造から、歯列咬合の分析や咬合誘導装置製作、外傷の対応などで、基本を再確認できて初心に戻った感じがして楽しみながら、他の小児歯科の先生と情報交換したりして指導しています。
まだ学生ですが未来の歯医者さんに、小児歯科の臨床だけでなく、子供の時から大人になるまで一生のお付き合いをしていく大切さや重要性、楽しさを伝えるようにしています。

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

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