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2017.10.27

子供達の為の小児歯科

先月『子供達の輝く明日のために』というメインテーマの小児歯科学会関東地方会が松戸で行われ参加してきました。

内容としては、基礎的な口腔疾患の発症リスクを遺伝から考える、若年者の歯の外傷の臨床対応、睡眠関連呼吸障害。

また衛生士向けに小児の救急処置と歯科医管理、小児の救急蘇生実習など幅広い内容です。

特に面白い内容は、遺伝から考えるという事です。
医科の内容ですが、遺伝子検査によりガンなど病気の発症リスクを調べると前に話題になった事をご存知の方も多いと思います。

歯科では、まだまだ臨床的には実現出来てませんが、歯が先天的に欠損されてる方や逆に余分に多く出来てしまう方、虫歯になりやすい方、歯周病になりやすい方など、今研究が盛んにされています。

病気の病態や症状に対する環境因子にばかりに注目されてきましたが、30年前のう蝕の洪水の時代から8020を達成した今では遺伝的なリスクへと目が向けられてきたんですね。

これからは、現在の歯が萌えてからの生活習慣などの環境因子のリスク低減だけでなく、歯が萌える前からリスクがわかり、今より初期対応や予防が早くできるようになるかもしれません。
研究が進んで臨床応用できるのが待ち遠しいです。

9月から小児歯科の実習

現在松戸歯学部生4年の実習に、半年間インストラクターとして、毎週金曜日の午前中診療をお休みさせて頂き参加しています。

実習は乳歯の構造から、歯列咬合の分析や咬合誘導装置製作、外傷の対応などで、基本を再確認できて初心に戻った感じがして楽しみながら、他の小児歯科の先生と情報交換したりして指導しています。
まだ学生ですが未来の歯医者さんに、小児歯科の臨床だけでなく、子供の時から大人になるまで一生のお付き合いをしていく大切さや重要性、楽しさを伝えるようにしています。

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック 副院長 萩原 和典

2017.10.27

口腔ガン研修会に行って来ました。

こんにちは。歯科衛生士の田中です。
最近めっきり寒くなりましたね!

10月14日に市川市歯科医師会主催の口腔ガン研修会に行って来ました。
あまり聞きなれないと思いますが、今回は皆さんにも口腔がんについて少しでも知っていただければと思います。

口腔がんの認知度は未だ低いですが罹患者数は増加傾向にあり、1975年と比較すると3倍以上に達すると言われています。
性差、年齢を見ると60歳以上の男性に多い病態ですが、30年前の疫学調査と比較すれば男女比は3:1から1,6:1になり、若年化と女性の罹患者が増えてきている実態が明らかになりました。
今までと違った様相となって、サイレントキラーとして我々に忍び寄っています。

振り返れば1980年代の罹患率では子宮頸がんとほぼ同様の値だったので、よく対比して注意換気を国民に促していました。
ところが、その後子宮頸がんの病因はほぼ解明でき、HPVによる影響、そしてその同定と抗体作製による予防が可能となり、今では死亡率抑制が可能な制御できるがんとなっています。

それに反して口腔がんはどうでしょう?
全くの野放しであり、認知度も低く、第一発見者である一般歯科開業医でも初期の口腔がんを発見することは稀です。
厚労省の評価によれば、口腔がんは『希少がん』に属し、検診対象外のがんで片付けられているのが現状です。
無秩序に増加傾向のある口腔がんに対して、一般開業医の診療室が口腔がん発見の最前線であることを皆様に認知して頂ければと思います。

口腔がんで最も多く好発する部位は舌であり、特に舌の縁にみられます。
これは我が国だけでなく万国共通な症例であり、次いで歯肉がん、頬粘膜がん、口底がん(下の歯の内側の柔らかい部分)となります。
予後の判定はステージ(進展度)によって左右されます。
もちろん口腔がんにもステージ分類があり、進行ガンか早期ガンかを区別します。

最近の575例の口腔がんを調べると、60%以上が進行がんの状態で来院し、特に進行がんの中では歯肉がんが多くを占有していたことが判明しました。
逆に早期がんでは歯肉ガンは少なく、舌や頬粘膜が多くを占めていました。
すなわち、歯肉がんを早期に見つけることは難しく、難治性歯周病とほとんど区別がつかず、ある程度の大きさになって初めて気付く口腔がんであることがわかります。

~口腔がんの特徴まとめ~
  • 早期は自覚症状が少ない
  • 自覚症状が出る頃には進行していることが多い
  • 粘膜疾患との鑑別が難しい
  • 多臓器と異なり、触診・視診が容易

口腔がんは進行してからの発見となると、口腔機能・運動障害に繋がることが多くなります。見つけにくく、治りにくいがんの一種なのです。
しかし、毎日のセルフチェックや定期検診で早期発見に繋げることが出来るのです。
同じ部位に口内炎のようなものができてずっと治らない、日に日に大きくなっていく…など少しでもおかしいな?と思ったら、かかりつけ歯科に相談することをお勧めします。

また、市川市では口腔がん早期発見・予防のために口腔がん検診を実施しています。
30歳以上(平成30年3月31日時点での年齢)の市川市民
※市川市に住民登録のある方
※現在、口腔がんの治療中または、経過観察中の方は除きます。

いつまでも自分の歯で、美味しいものを食べられるように日々のセルフケア・チェックを行いましょう♪

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.10.18

妊娠中のお口のトラブル

こんにちは。

歯科衛生士の高垣です。

先日息子の運動会があり、秋を感じると共に、園児が一生懸命頑張っている姿にとても心打たれました🎵

さて、心がポカポカしたところで、今回は私も妊娠、出産経験があるので、妊娠中のお口のトラブルについて書いていきたいと思います。

妊娠中は女性ホルモンの影響で歯周病菌が増えてしまいます。

また口の中の唾液も酸性に傾き、虫歯になりやすくなります。

ただ、つわりで歯を磨くことが辛くなってくると歯磨きがおろそかになりがちです。

つわりやお腹が大きくなってくると一度に食べられなかったりということもしばしば。

そうなると食事の回数も増えるので、口の中の菌の滞在時間も長くなり、上記で上げたように歯周病が進んだり、虫歯になりやすくなったりします。

最近は歯周病の妊婦さんは早産や低体重出産のリスクが高くなることも合わせて指導する歯科医院が増えているので、やはり妊娠中であっても歯科の定期検診は重要になってきます。

その他は妊娠中は唾液の量も減るので、口臭が強くなることもあります。

つわりが、きつい方はなるべく小さいヘッドの歯ブラシを選ぶようにして、喉の奥に歯みがき粉が流れると気持ち悪くなると思うので、歯みがき粉は少な目で、下を向きながら磨くことをオススメします。

それでも気持ち悪い人はうがいをこまめにすることを心掛けて下さいね。

そして、安定期になり、体調の良いときに歯科医院で定期検診を受けてみてはいかがでしょうか?

妊娠中少しでも快適に過ごせますように❗

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2017.10.12

お子さんの歯を虫歯から守るシーラント処置

こんにちは、歯科助手の栃木です⊂((・x・))⊃

今回はお子さんの歯を虫歯から守る!シーラント処置についてのお話です(´∀`)

シーラント処置とは
奥歯は噛み合う面に細かい溝があり、ここに食べカスやプラークが溜まってしまうと虫歯になります。
そこであらかじめその溝をプラスチックで埋めてしまおうというのがシーラント処置です。

シーラントは虫歯になりやすい歯の凸凹を埋めて、虫歯菌から歯を守ってくれる虫歯予防の方法です。
「乳歯は虫歯になっても、いずれ抜けるから大丈夫」と思っている人もいますが、実は乳歯の健康状態が永久歯に与える影響は大きいものなんです。
乳歯のときに虫歯が奥深くまで進行すると、次に生えてくる永久歯に虫歯菌がうつることも…(>_<)
そうなれば、永久歯が生えてきた時点で虫歯になっている…という可能性もゼロではありません。生えたばかりのころは歯がやわらかく虫歯になりやすいので、例え生え変わるとしても、乳歯はきちんと虫歯予防をする必要があるのです。
後から生えてくる永久歯を守るためにも、乳歯の時期からシーラントをしておくのがとてもおすすめです。
また生えて間もない第一大臼歯(六歳臼歯)は、歯みがきをするのが難しく、歯自体もまだまだ弱い為、とてもむし歯になりやすい歯です(>_<)
この歯はとても大きな役割を果たす永久歯なので、しっかり虫歯から守ってあげたいですよね。

シーラント処置の流れ
  1. ①シーラント処置をする歯をしっかりク リーニング!
  2. ②シーラントがしっかりくっつく様に接着剤の役割のあるお薬を塗ります。お薬を塗ったら水で流して風をかけて乾燥させます。
  3. ③シーラント剤を歯の溝に流し込む!
  4. ④特殊な光を当ててシーラント剤を固めます。

これで完成です(^ ^)

シーラントは詰め物のようなものなので、ある日突然取れてしまうこともあります(*_*)
取れてしまった時はもう一度塗り直しが必要になります。
またシーラントをしたからその歯は虫歯にならないという訳ではありません。
シーラントは溝にしか出来ないので、歯と歯の間などシーラントが行えない場所は虫歯になってしまう可能性があります。
そこで大事になってくるのが、毎日の歯みがきと定期検診です(^ ^)

歯みがき+シーラント+定期検診で虫歯に負けない強い歯を作っていきましょう!

頑張ったお子さんには何かいい事があるかも…♪私も欲しい(`・ω・´)

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック