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2017.07.10

歯科麻学セミナーに参加してきました

こんにちは
前回リフレッシュしたので、歯科麻学セミナーに参加してきました。

歯科処置や手術による不安や緊張、痛み、局所麻酔薬は生体にとってストレッサーとして働き、時には予想もしえない生体反応を示すことから、私達歯科医師にとっては歯科治療に際した歯科麻酔学的配慮が必要とされます。

患者さんに、安全で快適な歯科医療を受けていただくには3つのポイントが大切です。それは①術前の診査・診断とリスクファクターの把握 ②適切な局所麻酔薬の選択 ③鎮静法の活用です。
今回復習として、このポイントを整理し、静脈路の確保、緊急時のスムーズな対応を実習形式で、マミー歯科クリニックの広明先生と一緒に参加してきました。

全身疾患などが無い方でもその日の体調や不安、緊張、痛み、局所麻酔薬により変化する事があり、全身管理が重要なのです。
処置や手術の時に生体モニターを継続的につけてバイタルサインをチェックしながら歯科処置しますが、患者さんの安全の為にも協力をお願いしています。

なぜなら日本の高血圧患者は、4300万人(人口の約1/3)います。その内、血圧管理されている方は約3割なのです。
多いですよね、3人に1人、気がついていない方も考えたらもっとかもしれません。

高血圧は脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)、心臓病(冠動脈疾患、心不全)、腎臓病、大血管疾患の強力なリスク因子となります。
そのため、WHOのガイドラインに従って血圧140/90mmHg以上の患者さんには循環器専門の先生に受診をお願いしています。

また、当医院では治療に対して、緊張や不安のある方には鎮静法があります。鎮静法について詳しくは次回書きたいと思いますが、お気軽に衛生士やスタッフに聞いてください。

市川市行徳(福栄) 予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック