新着情報

2019.05.13

根面う蝕へのフッ素応用

 

こんにちは!

衛生士の簗瀬です。
今年はいつもより長い
G.Wでしたね!当院も長くお休みを頂き、ありがとうございました。
連休の間には元号が新しくなったり、いつもとは少し違った連休でしたが皆さまもリフレッシュ出来ましたか?

331日にライオンデンタルフェスティバル2019に参加させていただいたのですが、夕方まで大変為になる講師の先生方のお話を聞きました。
今回は、その中で印象的だったフッ素についてのお話をしたいと思います。

皆さんも家庭でのフッ素の使用は虫歯予防には欠かせないものとしてよくご存知かと思いますが、やはりまだまだ”子供の為のフッ素”というイメージが強いかも知れません。
フッ素の使用はお子様にはもちろん大切ですが、歳を重ねて高齢になる程、とても重要な役割を果たしてくるというお話でした。

歯とお口の健康が全身の健康に良い影響を及ぼし、健康寿命を延伸する事が明らかになっています。
現在の日本は超高齢化社会、以前から
80才で20本の歯を残すことを目標にした8020運動が進められてきましたが、1999年、始めた頃の達成率7%からだんだんと達成率は上がり、2006年頃には51.2%、年々達成率は増加傾向になっているそうです。

高齢者の残っている歯の数は増加していますが、これにともなって歯周病で歯ぐきが下がり、根元の面が露出してしまう事による知覚過敏と根面虫歯が問題になっています。

根面虫歯は歯の破折と喪失の原因となる為、しっかりと予防する必要があります。

そこで大切なことがフッ素の使用となるのですが、ご高齢の患者さんへ歯磨き粉の使用の有無を確認すると「本数が少ないから使ってないよ」などの意外な言葉が返って来る事があります。
使用しているとお答えいただいた方でも少量の使用、使用後はしっかりと洗口するといった方も多いです。

しかし、正しい使用法は、しっかりとフッ素入りのペーストを使って磨く、そして大さじスプーン1杯ほどのお水での洗口なのです。フッ素の理解と使用法については、私たちもみなさんへしっかりと説明しなければならない事なんだなと実感しています。

残り少ない歯だからこそ、正しい歯ブラシと歯磨き粉などの使用が出来るといいですよね。

今回はライオンさんのセミナーでしたので新発売の歯磨き粉なども沢山頂いて帰りました。
やはり大人の虫歯予防などといった根面虫歯に特化したペーストやジェルタイプ(洗口要らず)のものが多く開発されていました。

超高齢化社会、たくさんの歯を残し、たくさん美味しいものを食べて長生きしましょう!

写真は連休中に訪れた長野県、上高地の写真です。快晴でした!

市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで

「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療

はぎわら歯科クリニック

2019.04.12

糖尿病と歯周病の関係について シリーズ第3弾!!

こんにちは。歯科衛生士の田中です!
春らしくなってきましたね。
今回はシリーズ第3弾です。
糖尿病と歯周病の関係
・血管の障害
糖尿病が進行すると、全身の血管に障害が起きて様々な合併症を生み出していくことは周知の通りですが、特に細い血管に障害が現れやすいため末梢組織の血流量が低下して、感染や組織の修復を妨げます。
歯周病はまさにその末梢組織にあたり毛細血管が豊富にあるため、歯周病の悪化を手助けしてしまうことになるのです。
食後高血糖
歯周病が進行すると、歯がぐらついたり失ったりすることで、硬い食べ物が食べにくくなってしまいます。すると、軟らかいものばかり食べたり、よく噛まずに飲み込んでしまいがちです。軟らか食べ物はプラークを蓄積しやすいので、歯周病に悪影響を与えるのは勿論のこと、食後高血糖を起こしやすく、糖尿病への悪影響も否めません。
硬いものを食べにくくなるということは、食後高血糖を抑えるはたらきのある繊維質の食べ物を摂りにくくなります。
また、噛む回数が少ない食事が多くなることも食後高血糖に繋がりやすいのです。
相互関係について
・糖尿病の人は歯周病にかかりやすい
歯周病の人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍であることが多いと考えられています。
糖尿病の人はそうでない人に比べて2倍以上の確立で歯周病にかかりやすく、逆に歯周病の人はそうでない人よりも糖尿病の罹患率が高く、糖尿病でなくても糖尿病予備軍である血糖値が高めの人が多いことが分かってきました。
・糖尿病の人は歯周病が重症化しやすい
糖尿病の人はそうでない人よりも歯周病が重症化しやすいが、糖尿病の人が歯周病を徹底して治療すると、血糖値が改善することがあります。しかし、血糖のコントロールが悪いと治療効果も出にくくなるのです。
健康な身体と丈夫な歯で美味しいものをたくさん食べたいですね!
シリーズでお伝えしました糖尿病と歯周病の関係は今回で終了です
市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる町の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック
2019.03.12

口腔ガンについて

こんにちは、歯科助手の栃木です⊂((・x・))⊃
最近よくニュースで取り上げられています口腔ガン。
実際このニュースが出てきてから、これは口腔ガンの前兆なのでは…と心配される患者さんが何人かいらっしゃいました。
そこで今回は口腔ガンについて簡単にお話しさせて頂きます。
口腔ガンとは
名前の通りお口の中にできる腫瘍のことで、全身のガンの中では5%未満と言われています。
口腔ガンを発症すると、『物を食べる』『言葉を発する』といった日常生活には欠かせないお口の機能に障害を残してしまう事があります。
口腔ガンの種類
癌腫…舌ガン、歯肉ガン、口底ガン、頬粘膜ガン、口蓋ガン、口唇ガンなど
肉腫…顎骨の骨肉腫、顎関節の軟骨肉腫など
割合で見ると1番多いのが舌ガン、2番目が歯肉ガン、3番目が口底ガン、頬粘膜ガンとのことです。
口腔ガンの症状
・口内炎がなかなか治らない
・歯肉が白くなっている
・歯がグラグラして頻繁に出血する
・唇や舌が痺れる
・口が開きにくい
・ものが飲み込みにくい
・シコリ、腫れがなかなか治らない
といった症状があります。
口腔ガンの原因
口腔ガン発症のリスクを高める原因としてあげられるのが、
・虫歯の放置
・合っていない入れ歯を使い続けている
・お口の中の衛生状態が悪い
・飲酒喫煙をよくする
などがあります。
口腔ガンの治療
手術、放射線、化学療法(抗ガン剤等)があり、ガンの種類、進行度によってこれらの治療法を組み合わせて治療していきます。
癌腫の口腔ガンの場合は、他のガンと違い、自分で見て異変に気づく事が出来るので、早期発見ができるガンと言われています。
また市川市では口腔ガン検診を受けることが出来ます。当院でも受診券をお持ちいただければ、検診を受けられます。
市川市口腔ガン検診について
※市川市ホームページより引用

対象者

30歳以上(平成31年3月31日時点での年齢)の市川市民
※市川市に住民登録のある方
※現在、口腔がんの治療中または、経過観察中の方はご遠慮ください。

内容

・1次検診   問診・診察(視診・触診)・結果説明
         ※1次検診の結果、歯科医師の判断により、
           2次検診が必要と認められた方には、
           同日に行う場合があります。
・2次検診   細胞診・結果説明

費用

自己負担  1次検診  600円   2次検診  600円

〔1〕70歳以上の方
〔2〕千葉県の後期高齢者医療被保険者
〔3〕同じ世帯の中に、住民税課税者が一人もいない方
 
上記の〔1〕から〔3〕のいずれかに該当する方は、無料となります。

申込方法・受診方法

1.口腔がん検診の申し込み方法  

  はがきに「口腔がん検診希望」・住所・氏名(ふりがな)・生年月日を書き、
  保健センターへ郵送してください。

  保健センター住所:〒272-0023 南八幡4-18-8

       

2.受診券送付

  保健センターから受診券兼予診票を送付します。

3.口腔がん検診指定歯科医院で個別検診
  口腔がん検診指定歯科医院に予約のうえ、期間内にお受けください。

平成30年度の受診券の有効期限は、今月3月31日までとなります。

気になる症状がある方は、早めの受診をお勧めします!

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市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す
個室診療 はぎわら歯科クリニック
2019.03.01

院長交代のお知らせ

春寒の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、2019年1月より院長が萩原和明から萩原和典に交代いたしますことをご報告いたします。院長交代後も萩原和明は会長として、グループ一丸となって地域医療の発展のため努力してまいりますので、今後も当院の運営にご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。

なお、院長交代後も萩原和明は、週数日の診療をこれまでと同様に行なってまいりますので、よろしくお願いいたします。
敬具

<退任のご挨拶>
院長在任中は永年にわたり公私共格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。今後も引き続き会長職として職責を全うする所存でございますので、なお一層のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

なお、後任には当院副院長であった萩原和典が就任いたします。私同様格段のご支援ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

医療法人社団 広和会 はぎわら歯科クリニック 
会長 萩原和明

<就任のご挨拶>
このたび、はぎわら歯科クリニック院長に就任することとなりました。
もとより微力ではありますが、最善を尽くしてこの重責を全うする所存でございますので、前任者同様格別のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

医療法人社団 広和会 はぎわら歯科クリニック 
院長 萩原和典

2019.01.18

歯周病と糖尿病について シリーズ2

こんにちは

歯科衛生士の田中です。
インフルエンザ大流行中です!
人混みは特に要注意ですね。
前回から引き続き、歯周病と糖尿病についてお話したいと思います。
前回の内容が気になる方は”歯周病と糖尿病について シリーズ1”をご覧ください!
では、糖尿病と歯周病の関係を見てみましょう!
①口の乾き
血液中の糖の濃度が高くなる糖尿病は、水分をとって薄めようとするために、不要な水分は多量のブドウ糖と共に尿中に排出されます。
そこで、多量の水分が失われるので、細胞が脱水状態となってしまいます。
唾液の分泌量も減り、喉の乾きという症状が出てきます。
唾液には食べ物を消化するだけでなく、口の中の浄化作用や組織の修復という役目があり、歯周病を防ぐ役割も担っているので、糖尿病のために口腔内が乾燥すると、その働きが低下して歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまうことが考えられます。
また、口の中を潤している唾液や歯肉からの滲出液には血液成分が含まれていて、糖尿病による高血糖状態が持続すると、その唾液や滲出液の糖分の濃度も高くなるため、歯周病原菌がより繁殖しやすくなるとも考えられます。
②全身の抵抗力の低下
糖尿病の高血糖状態にあると、細菌を攻撃する白血球の働きも低下するので、感染症にかかりやすくなり、感染症のひとつである歯周病も起こりやすくなると言えます。
また、高血糖状態では、歯周病原菌が生産するコラゲナーゼが増加し、歯周組織の主な構成成分であるコラーゲンを破壊します。
そして、過剰なブドウ糖がたんぱく質と結び付いて、最終糖化産物という物質が作られ、歯周組織の炎症を起こし、糖尿病患者さんの歯周病の悪化に影響すると考えられています。
③エネルギー不足
糖尿病になると、インスリンの作用不足でブドウ糖をエネルギーに変えることが出来なくなり、エネルギー不足を補うために、筋肉のたんぱく質や脂肪が分解されて使われるようになります。
そうした代謝が変化した影響で歯周組織内のコラーゲンの減少や変化が起こると、破壊された歯周組織の修復力も弱くなってしまいます。
また、糖尿病では高脂血症を併発することもありますが、高脂血症が歯周病を悪化させるという可能性もあります。
まだまだ歯周病と糖尿病の関係性について、続きがあるのですが、また次回に記載したいと思います!
市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる町の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック
2019.01.07

はぎわら歯科スタッフで忘年会をしました!

こんにちは!
歯科助手の佐藤です(*^^*)

先日、はぎわら歯科で平成最後の忘年会をしました!!

今年は、新しいスタッフやインプラントの高森先生を加え美味しい焼肉とプレゼント交換・ビンゴ大会と大盛り上がりでした!!

アットホームでとても尊敬できる優しい先生,スタッフばかりの職場で働けている事を改めて幸せだなと感じました..(*´꒳`*)

今年もあっという間に過ぎてしまいましたが..来年も変わらず先生スタッフ一同、患者様に満足して頂けるような医療、環境を提供できるよう精一杯努めていきたいと思っておりますので、来年もどうぞよろしくお願い致します(*^^*)‼︎

 

市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療         はぎわら歯科クリニック 

2019.01.07

新しいスタッフのご紹介!

はぎわら歯科クリニックのブログをご覧の皆様はじめまして!

 9月から新しく働かせて頂くことになりました歯科衛生士の佐々木です。

遅くなりましたが簡単に自己紹介させて下さい。

名前は佐々木友美と申します。

8月に地元である青森県の八戸市から来ました。

趣味はドライブで引っ越しするときも8時間くらいかけて市川市まで運転してきました。
運転歴10年ですがここまで長距離を走ったのは初めてです。

運転に慣れたら海ほたるや横浜方面など行きたいところが沢山あります。

現在歯科衛生士として8年目になりますが、歯科医院によってやり方なども違うので日々勉強させてもらっています。

早く歯科衛生士として皆様の口腔ケアのサポートを出来るように頑張りたいと思います。

これからよろしくお願いします。

 

市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック

2018.12.18

年末年始のお知らせ

こんにちは、主任の見崎です。

 

先週あたりから急に寒くなりましたね。
小学生などのお子さんはインフルエンザが流行りはじめているいるようです。
うがい手洗いと乾燥には十分気をつけて寒い冬を乗り切りましょうね。

 

12月の診療日と年末年始のご案内をさせていただきます。

毎週水曜・日曜・祝日は休診日となります。

26日(水)は24日(月)が祝日で休診のため午前中のみ診療致します。

院長
毎週木曜日は大学講義のため一日不在

和典先生
毎週金曜日は大学講義のため午前中のみ不在

年末年始は30日(日)から1月3日(木)まで休診となります。
よって年内診療最終日は29日(土)午前中までとなっておりますので、よろしくお願い致します。
なお、年始は1月4日(金)より通常通り診療致します。
(院長は1月5日(土)より診療です。)

 

休み期間中にお痛みや被せ物が取れてしまったり、お口の中のトラブルがおきてしまったら、市川市では休日急病等診療所がありますのでそちらで応急処置等を診察してもらうことが出来ますので、ご利用ください。

 

 

市川市休日急病等歯科診療所

 場所:市川市大洲1-18-1

(大洲防災公園隣接地「市川市急病診療・ふれあいセンター内」) 診療日・・・ 日曜日・祝日

診療時間・・ 午前10時~午後5時 

TEL・・・・  047-377-8888

*健康保険証を必ずお持ちください。

 

今年も一年間ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。

 

 

市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで
「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指す
個室診療 はぎわら歯科クリニック

2018.12.18

歯周病と糖尿病について シリーズ1

 

こんにちは。歯科衛生士の田中です。

今年も残すところ、1ヶ月ですね!
今回は歯周病と糖尿病について、シリーズでお伝えしようと思います。
第一弾は歯周病の原因と合併症についてです。
①歯周病の原因は?
CMでも盛んに取り上げられているので、ご存じの方も多いでしょうが、歯周病は歯と歯茎の間の歯周ポケットに住み着く細菌による感染症です。
細菌の塊をプラーク(歯垢)と呼びます。
歯周病は、プラークに接している歯肉に炎症が起こり、腫れたり出血したりしながら歯周組織(歯を支える骨や歯茎)を徐々に破壊し、最終的には歯が抜け落ちてしまう病気です。
細菌による感染症といっても、人間の身体には細菌やウィルスに対する防御機能が備わっていますから、歯周病の原因となる細菌「歯周病原菌」が住み着いても必ず歯周病になるというわけではありません。
しかし、口腔清掃が不良になってプラーク中の細菌が増えたり、身体の抵抗力が弱まって細菌や毒素などの生産物を防御できなかったり、口腔内が細菌の活動を活発にさせるような環境であるなどの理由によって、歯周病が発症しやすくなります。
その発症に関わる最大のリスクファクター(危険因子)は、歯周病原菌でありその他に糖尿病、骨粗鬆症、精神的ストレス、腎臓疾患等の病気や、遺伝的なこと、噛み合わせや歯並びの不正などの危険因子が挙げられます。
更に、喫煙、食習慣、飲酒などの生活習慣も歯周病を起こしやすくします。
したがって、歯周病は感染症であると同時に生活習慣病でもあるのです。
②合併症について
糖尿病も歯周病も生活習慣病です。
ご存じの通り生活習慣病が怖いのは病気そのものよりも、様々な合併症にあります。
病気そのものは無自覚のままに進行していきますが、放置しておくと深刻な病気に発展してしまう可能性が高いのです。
改めて、糖尿病と歯周病のそれぞれの合併症について見ていきましょう。
ー糖尿病ー
網膜症・腎症・神経障害・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・肺炎・感染症・歯周病・高脂血症・高血圧・骨粗鬆症・白内障・緑内障・妊娠による糖尿病の悪化・胎児・母体トラブルなど。
ー歯周病ー
歯が抜ける・糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・肺炎・妊娠による歯周病の悪化・早産など。
合併症を比べてみると、かなりの部分で似ていることがわかります。
つまり、血管系の障害によって病気の発症が早くなるのです。
血管の老化は加齢によって誰にでも起きてしまうのですが、喫煙、食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満や精神的ストレスなどの生活習慣が進行を早めることがわかっています。
これらが糖尿病や歯周病が生活習慣と名付けられている理由です。
・合併症の特徴
合併症は糖尿病や歯周病でなくても起こりうる病気ですが、糖尿病の慢性合併症のうち、網膜症、腎症、神経障害を三大合併症と呼んでいますが、血糖コントロールの良い人には多く起こる合併症ではなく、糖尿病でない人にはあまり起こらない病気でもあることから、糖尿病の特異的な合併症といえるのです。
三大合併症が細い血管が障害されて起こる「細小血管障害」に対して、太い血管が障害されて起こるのが「大血管障害」で、こちらは糖尿病でない人にも起こりうる合併症なのですが、糖尿病があることで、発症の頻度が高くなったり進行が早くなってしまいます。
一方、歯周病原菌は血液の中に入ると全身に流れ、心臓の冠動脈に炎症を起こして心臓のリスクファクターとなったり、血栓が出来やすくなったりします。
一方、肝臓や脂肪細胞などにも作用して、血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きを阻害することもわかっています。
歯周病と糖尿病の合併症はかなりの部分で重なりあうことから、歯周病を口腔内だけの病気として捉えるのではなく、様々な全身的な病気と関連があることを自覚する必要があります。
・歯周病治療で糖尿病治療?
境界型の糖尿病と診断された人の歯周病が悪化することもあります
通常の歯石除去等の治療のみではなかなかよくならないことから、深いポケット内の歯周病原菌の除去に効果的な超音波スケーラーを使って、歯周病原菌を徹底して駆逐する治療を行ったところ、歯茎からの出血や歯のぐらつきが無くなったばかりか、血糖値も下がって改善した例があります。
歯周病の悪化している糖尿病患者に対して、超音波スケーラーと抗菌薬で歯周病治療を徹底して行うほど血糖値が下がる傾向が見られるようです。
歯周病の原因であるプラークを患者自身による日々の口腔清掃と定期的にかかりつけ歯科医院を受信することにより、継続してコントロールすることが大切です。
このような事例を見れば、歯周病を治療することで糖尿病の治療にも良い結果が生まれることが期待されますが、まだその機序が充分解明されているわけではなく、これからの研究で明らかにされることに期待したいところです。
次回は続編、糖尿病との関係をお伝えします。
市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる町の歯医者さん」を目指す個室診療 はぎわら歯科クリニック
2018.12.18

唾液は大切!

 

こんにちは!衛生士の簗瀬です。

今年も早いもので残すところあと少し!!

寒さも本格的になってきましたので体調など崩していませんか?

今回はその体調不良とも大変関係のある話、唾液についてのお話です。

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されるといわれています。

唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。
例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働き。
それから、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して、口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあるため、歯周病の予防、口臭予防には重要な役割を果たしています。

唾液量には個人差がありますが、分泌の少ない方は加齢やストレス、服用している薬や、シェーグレン症という病気が原因だと考えられます。

なかなか唾液量の量を自分で認識するのは難しいですが最近お口の中が乾く、歯をきちんと磨いているのにネバネバするなどを感じておられたら唾液量が少なめかも知れません。

少しでも唾液の分泌を促すように、普段から唾液腺マッサージなどをしてしっかりとサラサラ唾液が溢れるお口の中を目指しましょう。
そしてしっかりと噛んで食事を摂る、お喋りをする、ストレスを溜めずに充分に睡眠をとることなども唾液の分泌には大切です。

唾液たっぷりのお口で年末年始、風邪などひかない様、お気をつけくださいませ。

 

 

 

 

 

 

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